新築に導入すべきおすすめの住宅設備とは?設置して後悔した設備も紹介

家づくりは予算との戦いであり、住宅設備選びは難しい問題の一つ。

基本的にどれも高機能・高性能ですが、自分たちの暮らしに本当に必要かどうかは人それぞれです。

住宅購入の予算は高額であり、全体の予算と比べると、住宅設備の導入費用は安く感じるかもしれません。

果たして、本当に自分たちに必要であるか適切に判断できているでしょうか?

そこで今回は、新築に導入すべきおすすめの設備と、設置して後悔した設備について解説します。100%満足のいく家づくりは現実的ではありませんが、できるだけ悔いは残したくないものです。

新築に導入すべき住宅設備とは?

新築導入すべき住宅設備は、家族構成や暮らし方によって異なります。

他の方がおすすめする設備であっても、必ずしも自分たちの暮らしに合うとは限りません。

せっかく導入した設備も使用しなければ、費用やスペースの無駄となります。

初めての家づくりでは、あれもこれも欲しいと考えがちですが、予算には限りがありますので、自分たちの暮らしをイメージして優先順位を付けておくことが重要です。

後悔の少ない導入すべき住宅設備4選

比較的後悔の少ない導入すべき住宅設備の特徴は、一度使用すると以前の生活に戻れないと感じる、家事や日々の暮らしを楽にしてくれるものです。

細かいと感じるような設備こそが、日々の生活を助けてくれることになります。

  • タッチレス水栓
  • 大量のコンセント(LAN配線)
  • 宅配BOX
  • 玄関扉の電子錠

順番に解説します。

タッチレス水栓

一つ目の導入すべき住宅設備は、キッチンのタッチレス水栓です。

吐水口部分やスパウト部分にセンサーが付いており、手をかざすとセンサーが反応して水が出ます。

調理中に手が汚れていても、水栓を操作する必要がないので、便利且つ衛生的です。

キッチンは毎日使用する部分なので、一度慣れてしまうと元の暮らしには戻れない設備の一つと言えるでしょう。

注意点として、温度調整に難があり、浄水器など使用できる商品が限られることなどが挙げられます。

大量のコンセント(LAN配線)

細かい部分ですが、コンセント配置(LAN配線)も重要なポイントです。

コンセントの配置は少なすぎると不便であり、多すぎても無駄になります。

設計の段階で、間取り図に家具を書き込み、一年を通した暮らしをイメージして配置計画を立てるとよいでしょう。

また、在宅ワークの機会も増えており、LAN配線についても考慮が必要です。

ワークスペースや子供部屋など、必要なスペースをあらかじめ想定しておきましょう。

宅配BOX

宅配BOXの設置もおすすめの住宅設備の一つ。

ネットで買い物をすることが多い方や、共働き世帯には必須の設備と言えるでしょう。

導入費用も安価であり、機械式の宅配BOXであれば、メンテナンスの手間もほとんどかかりません。

荷物の配送に縛られることがなくなるので、生活の組み立てが楽になり、ちょっとしたストレスから解放されます。

玄関扉の電子錠

暗証番号や非接触キーリーダーシステムの電気錠も、生活を楽にする後悔の少ない住宅設備です。

暗証番号であれば、両手がふさがった状態でも鍵を取り出す必要がありませんし、暗証番号の変更も容易であり、セキュリティ面でも優れた設備といえるでしょう。

玄関の出入りは回数も多く、家族全員が使う部分なので、費用対効果の高い設備です。

注意点として、玄関ドアの種類が限られることが挙げられ、配線不要の電子錠の場合、定期的な電池交換の手間が発生します。

新築に導入して後悔した住宅設備4選

便利であるはずの住宅設備を導入して後悔した理由は人それぞれです。

費用対効果が合わないや、住んでいるうちに使わなくなったなどの理由は、自分たちの暮らしをイメージしていなかったことが原因であり、気を付けていれば避けられた後悔と言えるでしょう。

全ての人に当てはまるとは限りませんが、自分たちの暮らしの助けとなるかどうかを検討することが大切です。

  • 埋め込み型エアコン
  • 浴室テレビ
  • 食器洗い乾燥機
  • シャッター雨戸

順番に解説します。

埋め込み型エアコン

戸建に導入するケースは少ないものの、埋め込み型エアコンは後悔する可能性が高い住宅設備です。

家が広ければ選択肢としてありですが、導入費用やメンテナンス費用を考えると、費用対効果が悪いこともあり、メリットよりもデメリットが目立ちます。

好みの問題と言えばそれまでですが、インテリアへのこだわりのある方や、住宅の間取りによっては検討してみるのもよいでしょう。

浴室テレビ

浴室テレビも導入して後悔した声をよく耳にします。

初めは使用していても、そのうち使わなくなり、故障してそのままにしている方もおり、メンテナンスのことを考えるとおすすめの設備とは言い難い。

建築会社に設置をサービスすると言われても、本当に必要かどうかを検討しましょう。

どうしてもテレビを視聴したい時はポータブルテレビで代用して下さい。

食器洗い乾燥機

導入すべきかどうか、賛否両論分かれる住宅設備が食器洗い乾燥機です。

思ったよりも長が入らず、結局手洗いしてる方も少なくありません。

もちろん便利な設備であることに変わりはありませんが、ビルトインタイプの食器洗い乾燥機はメンテナンスのことを考えると、費用面でも要検討すべきです。

分岐水栓とスペースさえ確保しておけば、後付けは可能なので、迷った時は設置計画に留めておきましょう。

シャッター雨戸

お住まいの地域によりますが、シャッター雨戸も導入を後悔する可能性がある設備の一つ。

飛来物防止や防犯対策として、あれば便利ですが、果たしてどれほど使う機会があるのかを検討しましょう。

すべての窓につける費用も高額になりますので、設置するのであれば、設置場所を絞ることをおすすめします。また、費用が上がりますが、電動タイプがおすすめです。

新築住宅の設備・内装選びの失敗談を紹介

新築住宅の設備・内装で後悔した失敗談を紹介しています。他の方の失敗談は、自分たちの家づくりに役立ちますので、色々と調べておきましょう。

  • 適当なスイッチ配置で後悔した
  • サイズの合わないキッチンで後悔した
  • 結局使わなくなり後悔した

適当なスイッチ配置で後悔した

一つ目の失敗談は、適当なスイッチ配置で後悔したものです。

照明や換気扇のスイッチの場所をあまりよく考えずに決めてしまい、いちいち余計な動きをしなければならずストレスを感じることがあります。

コンセントの配置同様に、細やかな配慮が日々のストレス軽減に繋がることを覚えておきましょう。

サイズの合わないキッチンで後悔した

サイズの合わないキッチンで失敗した話も少なくありません。

システムキッチンの高さや幅は規格からサイズを選びますが、だれを基準にするかが重要です。将来どう供する方がいるのであれば、そちらにも配慮が求められます。

毎日使うキッチンだからこそ、悔いを残すと後に引く問題です。

結局使わなくなり後悔した

すすめまれるがままに設備を導入たものの、そのうち使わなくなることは珍しい話ではありません。

建築会社に「後から付けようと思っても、なかなか付けられない」と言われ、たくさん設備をつけても、自分たちの暮らしに合わなければいずれ使わなくことは目に見えています。

お金だけではなく、スペースの無駄にも繋がりますので、自分たちのライフスタイルをもとに、必要かどうかの判断を心がけて下さい。

新築の設備で後悔しないために

新築の設備選びで後悔したいためのポイントは、自分たちの暮らしに必要かどうかを真剣に考えることです。

その上で、設置を迷った時の確認すべき点をまとめています。

・使用頻度は高いかどうか
・光熱費が上がらないかどうか
・数年後にデザインが古くなり、見栄えが悪くならないか
・全体の予算から切り離して、金額が妥当であるかどうか

以上が、設置すべきかどうかの判断に迷った時に考慮すべきポイントです。

初めての家づくりでテンションが上がり、その場の勢いで物事判断すると後悔することになりかねません。

現在の暮らしはもちろん、将来の暮らしまで考えて必要な設備を選びましょう。

まとめ:いらない設備を省いて予算を調整しよう!

ここまで、新築住宅で導入すべき設備と、後悔する可能性が高い設備を紹介してきました。

理想の暮らしは人それぞれであり、全てが自分たちに当てはまるとは限りません。

重要なポイントは、自分たちの暮らしを快適にしてくれるかどうかを考えることです。

設備どうこうではなく、設備を使うことで享受できるメリットや効率化に目を向けるとよいでしょう。

住宅取得予算は有限であるからこそ、いらない設備を省いて、予算を上手く調整することが理想の家づくりの近道となります。

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